「傘を」天皇陛下が“細やか気遣い” 激しい雨の中…令和初「園遊会」(2023年5月11日)

「傘を」天皇陛下が“細やか気遣い” 激しい雨の中…令和初「園遊会」(2023年5月11日)

「傘を」天皇陛下が“細やか気遣い” 激しい雨の中…令和初「園遊会」(2023年5月11日)

 令和になって11日、初めて開催された園遊会。あいにくの雨となりましたが、天皇陛下と皇后雅子さまお二人で、招待客を気遣う場面がありました。

■「傘を」天皇陛下が“細やか気遣い”

 赤坂御苑で行われた令和初の春の園遊会。ですが、あいにくの雨。

 天皇陛下:「傘をよろしかったら」

 歌舞伎役者の片岡仁左衛門さん(79)に陛下が気遣いをされる場面も。雨は次第に激しくなり…大きな雷の音にスピードスケートの高木美帆さんら招待客もびっくり。春の園遊会は代替わりやコロナの影響で中断されていて、実施されるのは5年ぶりです。

 そもそも園遊会は天皇陛下が主催されるもので、1965年の映像を見ると、招待客のなかには作家の川端康成さん、俳優の森繁久彌さんの姿が。

 元宮内庁職員・山下晋司さん:「功績があった人、司法行政立法の要人。勲章に似てるところがあるが、国の象徴である天皇陛下がもてなす」

 おもてなしの一つとして有名なのは、皇室の御料牧場で育った羊を使ったジンギスカンが食べられること。

 元宮内庁職員・山下晋司さん:「食事のおもてなしでホームメイドが一番。皇室のホームメイドをお出しする貴重な場」

 しかし今回、ジンギスカンは取りやめに。

■昭和平成も聞けた“貴重な会話”

 もう一つ注目されるのは、普段なかなか録音されることがない、天皇陛下の「会話」が国民に伝わることです。

 元宮内庁職員・山下晋司さん:「宮内庁が了解し、きれいに会話を録音できるのは園遊会が唯一の機会」

 招待客にマイクを付けることができるため、過去にはこんなことも。

 昭和天皇:「ずいぶん柔道で一生懸命やっているようだが、どう?ずいぶん骨が折れますか?」
 柔道・山下泰裕さん(当時24):「2年前に骨折したんですけど、今は体調も完全に良くなって、一生懸命、頑張っているんです」
 昭和天皇:「ああ、そう」
 
 昭和天皇がよく口にされる「ああ、そう」もしっかり録音され…。

 昭和天皇:「ずいぶんNHKで」
 黒柳徹子さん:「ご覧いただいてありがとうございます」
 昭和天皇:「この間、本を書いたってね」
 黒柳徹子さん:「窓ぎわのトットちゃんという本を書きまして、今470万部。今度、英語でも外国でも出ることになりまして。たくさんの方が読んでくださいまして」
 昭和天皇:「ああ、そう」
 黒柳徹子さん:「とてもうれしく思っています」
 昭和天皇:「よく売れて」

 黒柳徹子さんのこともよくご存じ。

 元宮内庁職員・山下晋司さん:「こんなお声掛けがくると招待者に話していない。自然な会話がとれる場」

■雅子さま 招待客と“弾む会話”

 過去には招待客の会話が弾みすぎたのか、雅子さまと陛下の距離が離れてしまったことも。同じような場面が11日もありました。

 距離が離れた雅子さまを待って、話を始められます。雨の園遊会には両陛下のお気遣いがあふれていました。

 令和初の園遊会は激しい雨。それにもかかわらず両陛下は一人ひとりにゆっくり時間をかけられます。東京オリンピックで金メダルを獲得した卓球の伊藤美誠さん(22)とは3分以上。

 雅子さま:「お母さまが作られたおにぎりを」
 東京オリンピック・卓球金メダル、伊藤美誠さん:「そうなんです、試合前に。試合10分前でも小さいので一口でも食べれるような」

 雅子さまは伊藤美誠さんにお詳しい様子。

■天皇陛下 雨の園遊会で“長話”

 一方、陛下は東京パラリンピック・金メダリストの国枝慎吾さん(39)と話し込み…。

 天皇陛下:「フェデラーさん(元プロテニス選手)も『日本には国枝さんがいる』と」
 東京パラリンピック・車いすテニス金メダル、国枝慎吾さん:「うれしいです。僕もファンですし」
 天皇陛下:「テニスをするんですけど、フェデラーさんに見ていただいたことがあって」
 東京パラリンピック・車いすテニス金メダル、国枝慎吾さん:「そうですか、本当ですか」

 5分ほど話されていました。昭和、平成とは段違いの長さです。

 最後には音楽隊をねぎらい、会場を後にされました。
[テレ朝news]

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